9月8日、大分県のオートポリスで開催された2024MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦スーパーバイクレース in 九州のST600クラス決勝レースで、スタート直後にクラッシュが発生。それにより、芳賀涼大(はがりょうた)が亡くなったと兄の芳賀瑛大がSNSで報告した。芳賀選手は21歳だった。
事故の詳細
事故はST600クラスの決勝レースのスタート直後に発生した。芳賀涼大選手のバイクがエンジンストールし、手を上げている姿が確認された。スタート直後の混乱の中、後続のマシンが追突し、芳賀選手は振り落とされて再度別のマシンに衝突。この衝撃的な事故は瞬時に周囲を凍り付かせた。
具体的な事故の流れは以下の通りである。
時間 | 内容 |
---|---|
12:40 | ST600クラス決勝レーススタート |
12:41 | 芳賀涼大選手、エンジンストール |
12:42 | 後続車両、芳賀選手に衝突 |
12:45 | 救急措置が行われる |
12:50 | 救急車でメディカルセンターへ移送 |
14:00 | ドクターヘリで福岡の病院へ搬送 |
異常事態への迅速な対応
事故が発生した直後、レース関係者は直ちに赤旗を掲示し、コース上で救命措置が行われた。両手を上げてストールした芳賀選手を確認した他の選手たちも、状況に気を配りつつ運営側に報告した。その後、芳賀選手は救急車でメディカルセンターに送られ、重傷を負った状態でドクターヘリにより福岡県内の病院へ搬送された。
しかし、医療チームの努力にもかかわらず、芳賀選手は意識を回復することなく、同日の17時15分に帰らぬ人となってしまった。この悲報は、兄の芳賀瑛大選手のSNSにより発表され、多くのファンや関係者に衝撃を与えた。
参考動画
芳賀涼大選手の経歴
芳賀涼大選手は2003年8月25日に愛知県で生まれ、父親はスーパーバイク世界選手権(WSBK)で活躍した芳賀紀行選手。「ニトロノリ」という愛称で親しまれていた彼は、以下のような経歴を持っている。
- 2017年: イタリア選手権(CIV)SS300参戦
- 2018年: イタリア選手権(CIV)SS300参戦
- 2019年: イタリア選手権(CIV)SS600参戦
- 2020年: 全日本選手権 ST600ランキング20位
- 2021年: 全日本選手権 ST600ランキング16位
- 2022年: 全日本選手権 ST600ランキング18位
- 2023年: 全日本選手権 ST600参戦
モーターサイクルスポーツ界への影響
芳賀涼大選手の突然の死は、多くの人々に衝撃を与えた。特にモーターサイクルスポーツ界においては、彼のライディングスタイルや精神性が高く評価されていた。MFJ(一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会)の鈴木哲夫会長は、「この悲報に接し、生前のサーキットでの雄姿が思い起こされ胸が痛みます」とコメントしており、多くのファンや関係者が彼の死を悼んでいる。
コメント集
以下は芳賀涼大選手の訃報に寄せられたコメントの一部である。
- 「涼大選手の笑顔は多くの人々に希望を与えました。彼を忘れません。」
- 「華やかな未来が待っていたはずの彼がこのような形で去るとは…。」
- 「家族、友人との時間を大切にしたいと改めて思いました。」
趣味とプライベート
芳賀選手はサーキットでの活動に加え、プライベートでも多くの趣味を持っていた。特に友人たちとのツーリングやスポーツイベントに参加することが好きだったという。彼の兄、芳賀瑛大選手も同様にバイクを愛しており、共にレース活動を続けていた。
芳賀選手の好きなことリスト
- ツーリング
- スポーツ観戦
- 新しいバイクの試乗
- 家族や友人との時間
まとめ
芳賀涼大選手の急逝は、モーターサイクルスポーツ界にとって大きな損失である。彼が残した影響は大きく、これからも多くの人々に記憶され続けるだろう。今後、彼のことを思い出しながら、彼が愛したバイクレースが続いていくことを願ってやまない。詳細については、こちらの記事を参照してください。
【参考文献】
- オートスポーツweb(2024年9月9日)