五十嵐有紗 バド協会に「怒り」も:女子ダブルスのエントリー漏れ問題

その他のスポーツ

日本バドミントン協会は13日、10月のデンマーク・オープンにおいて女子ダブルスの五十嵐有紗(旧姓東野=BIPROGY)と桜本絢子(ヨネックス)について大会エントリー漏れがあったと発表。協会はこの事態について、「多大なるご迷惑をおかけしましたこと、日本バドミントン協会として深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

公表された問題の詳細

五十嵐有紗と桜本絢子は、出場依頼を所属チームから日本バドミントン協会に行っていたが、協会側のエントリー作業に誤りがあったため、選手名が大会のエントリーリストに漏れてしまった。この件に関して、五十嵐は北海道・岩見沢市で行った会見で「エントリーのミスを聞いたのが、全日本社会人選手権の期間中だった。怒りとか、色々あった」と心情を語った。また、彼女たちは10月のデンマーク・オープンが国際大会として初の出場を予定していたため、今回のエントリー漏れは極めて残念な結果となった。

日本バドミントン協会の過去のトラブル

この問題は五十嵐と桜本が直面した初めての事態ではない。日本バドミントン協会は過去にもエントリー漏れや手続きミスを経験している。以下はその一部の記録である。

年月 タイトル 詳細
2022年8月 ジャパン・オープン 混合ダブルスの選手名を誤って登録したため欠場
2023年7月 カナダ・オープン 入国手続きにミスがあり、大堀彩が欠場

これらのミスに対する批判は年々強まっており、「協会の体質ではないか」との厳しい声も上がっている。

五十嵐の心の葛藤と未来への思い

五十嵐は、これまでに多くの努力を積んできた選手である。彼女は2024年パリオリンピックに向けて、混合ダブルスで2大会連続の銅メダルを獲得しており、今後は桜本との女子ダブルスで新たな挑戦を始めた。二人での初戦が延期されたことに対する怒りや不満は強く、彼女の内面に波紋を広げている。

「私たちが努力してきたことが、こうした形で無駄になってしまった気がする。これまでの体験を元に、今後このようなことがないようにしてもらいたい」と五十嵐は強調した。

今後の対応と協会の方針

日本バドミントン協会は今後について、「代替の大会も踏まえて、どのように補償していくか所属先と協議していく」とコメントしている。ここでの対応が、選手やファンの信頼を回復できるかどうかが問われる。

さらに、バドミントン協会は自身のエントリー手続きのシステムについて見直しを計画している。これまでのミスを繰り返さないために、手続きの透明性や正確性を向上させる必要があるだろう。

五十嵐有紗の現在と結婚生活

五十嵐は最近、所属チームのコーチである五十嵐優と結婚したことを発表した。これにより、選手としての彼女のアイデンティティも変化している。初めての試合に臨む予定だったが、エントリーの漏れにより、その計画も延期となった。新たな生活とともに、彼女は新たな挑戦に向けて意欲を燃やしている。

「結婚して新たなスタートを切ったばかりなのに、こんな形での出発は残念」と話す五十嵐だが、「それでも私はこれからも頑張り続けたい」と前向きな姿勢を崩さなかった。

まとめ

五十嵐有紗選手の心の内や協会の問題は、今後のバドミントン界に大きな影響を及ぼす可能性がある。彼女の言葉や行動が、今後の制度改革や選手たちの未来にどのように活かされていくのか、注目していきたい。また、バドミントン協会は選手たちへの信頼回復に向けた努力を続ける必要があるだろう。

五十嵐有紗 写真

日本バドミントン協会の公式サイトでは、最新情報が発信されているため、エントリー手続きや大会に関する更新を定期的に確認することが重要である。詳しくはこちらのリンクを参照

タイトルとURLをコピーしました