異例 朝倉海がUFC初戦で王座挑戦!日本人初の栄冠を目指す

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朝倉海が、12月7日(日本時間8日)に米国ラスベガス・Tモバイルアリーナで開催される『UFC 310』において、UFC初戦で現UFC世界フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャに挑戦することが決定した。彼は自身のSNSで、必ず勝って日本にUFCのベルトを持ってくると意気込みを語っている。

異例のデビュー戦:朝倉海の背景

朝倉海は、2012年にDEEPでプロデビューを果たし、その後、兄の朝倉未来と共にTHE OUTSIDERで注目を集めた。その後、韓国のROAD FCで経験を積み、2017年からRIZINに参戦。2019年にはバンタム級王者の堀口恭司と対戦し、KO勝ちを収めた。2020年には堀口が返上したベルトをかけて扇久保博正と対戦し、水星の如く王座を獲得。その後、負傷で苦しむ期間を経て、2023年大みそかにはフアン・アーチュレッタにTKO勝ちし、第6代RIZINバンタム級王者となった。

パントージャとの対決

アレッシャンドリ・パントージャは34歳のブラジル出身ファイターで、昨年7月にブランドン・モレノとの激闘を制し王座を獲得。その後、今年5月にはスティーブ・エルセグを退け、二度の防衛に成功している。パントージャの戦績は28勝(8KO/10一本)5敗。彼のスタイルは非常にアグレッシブで、その破壊力は並外れている。

選手名 年齢 戦績 直近のタイトル防衛
アレッシャンドリ・パントージャ 34 28勝(8KO/10一本)5敗 5月(スティーブ・エルセグ戦)

朝倉海の思いと背景

朝倉は、RIZINからUFCへの挑戦を宣言し、ファンやメディアからの注目を浴びていた。SNSでも「今まで見たことのないエキサイティングな試合をお見せする」とアップし、相手のパントージャに対しても強い意気込みを示している。彼にとって、初戦がタイトルマッチというのは異例中の異例であり、今回の挑戦は20年近くの日本のMMAの歴史においても特別な意味を持つ。

日本人選手のUFC初戦に見る「歴史」

過去にUFCデビュー戦でタイトルマッチに挑んだ日本人選手はごく少数だ。最初の例は2001年の宇野薫で、次いで2002年の桜井“マッハ”速人がいる。しかし、いずれもタイトルを奪取することはできなかった。また、2015年には堀口恭司がフライ級のデメトリアス・ジョンソンに挑戦し、一本負けを喫している。

年度 選手名 対戦相手 結果
2001 宇野薫 ???
2002 桜井“マッハ”速人 ???
2015 堀口恭司 デメトリアス・ジョンソン 一本負け

UFC初戦の異例さを支える背景

UFCのダナ・ホワイト代表が「朝倉海はいきなりタイトルマッチに挑む。なぜかって?誰も彼と戦いたがらなかったからだ」と語ったように、朝倉はその実力とストライキングを高く評価されている。今回のタイトル挑戦は、単なるキャリアの一環ではなく、UFCアジア市場への大きな意味を持つ。

格闘技の未来と朝倉の挑戦

朝倉の成功は、日本の格闘技界全体にも影響を与える可能性がある。UFCは近年日本市場に力を入れており、朝倉の挑戦はその期待の象徴ともいえる。UFCアジアをリードするケビン・チャンは「質の高いトップレベルファイターたちが生まれている」とコメント。また、朝倉の活躍が新しい時代の幕開けを意味するのではないかと、多くのファンが期待している。

今後の展望

朝倉海がUFC 310での初戦に向けて意気込む一方、彼に続く若手選手たちも注目されている。特に、平良達郎が同級1位のブランドン・ロイバルと激突することで、今後のフライ級戦線にはドラマが期待されます。

朝倉海は、「UFCフライ級を盛り上げるためにやってきた」と語っており、この異例のデビュー戦で日本人初のUFC王者になりたいという強い意志を持っている。果たして、彼はその夢を実現できるのだろうか。

異例のタイトル挑戦の様子
アレッシャンドリ・パントージャ

参考記事

朝倉海の挑戦が、多くのファンに愛される試合となることを願いながら、彼の戦いを見守りたい。

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