フィギュアスケート女子で、18年GPファイナルなどを制した紀平梨花(22)が18日、自身のSNSを更新。今季を全休することを発表した。エントリーしていた中部選手権(21日開幕、名古屋)出場を見送ることも発表しており、昨年に続き出場を逃す形となった。
痛みに耐えた日々と決断の理由
紀平選手は右足の距骨疲労骨折の影響を受け、ここ数年のシーズンは不完全燃焼の状態が続いていました。今回の発表も彼女にとって非常に厳しい決断であったことは間違いありません。最新のMRI結果や医師の判断を受け、まだ全力で動ける状態ではないと感じたようです。
紀平選手が発表したメッセージには、「右足の状態はほぼ完治に近づいているが、全力で動くにはまだ不安がある」とありました。このような状態では、試合出場を果たしても最高のパフォーマンスを発揮できないとの思いから、全休の選択をしたというのが彼女の真意です。
紀平梨花の怪我の履歴
年 | 出場大会名 | 結果 | コメント |
---|---|---|---|
2021年 | 全日本選手権 | 欠場 | 疲労骨折の影響 |
2022年 | 中部選手権 | 欠場 | 疲労骨折の影響 |
2023年 | 中部選手権 | 欠場 | 今季全休の決断 |
ミラノ五輪に向けての道
紀平選手は2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を視野に入れて、完全なる怪我の回復を目指すことを優先しています。彼女自身も、「ちょっとでも怪我が完治しないまま試合に出ても、トップを狙えないと思う」とコメントしており、無理をしない姿勢が重要であると強調しています。
トレーニングの方向性
- 怪我回復: 現在は専門的な治療を受けながら、リハビリを続けています。
- 技術向上: 怪我に負担をかけず、技術向上に注力する方針です。
- 精神的な準備: 精神的にも万全を期するため、自己管理を徹底しています。
賛否を呼ぶ全休の選択肢
紀平選手の全休決断には、ファンやメディアから賛否が寄せられています。一部のファンは彼女の健康を第一に考えるべきだと支持を表明していますが、逆に競技から遠ざかることで、彼女の存在感が薄れてしまうのではないかと懸念する声もあります。
SNSでの反響
- 支持する声: 「健康が一番!焦らずに!」というコメントが多く見られます。
- 懸念する声: 「もっと試合に出てほしい」といった意見も少なくありません。
将来への期待と応援
紀平選手は、試合の出場こそありませんが、今後の活動に向けての意気込みを語っています。「皆様の前で不安なく、自信を持って滑る日を心待ちにしています」との言葉は、ファンにとっても非常に心強いコメントです。
さまざまな困難を乗り越えながら、完全復活を目指す紀平梨花選手に、今後も変わらぬ応援を続けたいと思います。彼女がリンクに戻ったとき、さらなる進化を遂げた姿を見せてくれることに期待が募ります。
このように、紀平梨花選手の全休決断は、怪我の治療と復活への重要なステップと捉えられています。ファンとしては、彼女が万全な状態で戻ってくることを願うばかりです。
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