試合結果:ドジャース 7 – 5 パドレス(日本時間10月6日、ドジャー・スタジアム)
ロサンゼルス・ドジャースがサンディエゴ・パドレスとの地区シリーズ第1戦を7-5で制した。大谷翔平(30)は「1番・DH」として出場し、ポストシーズンでの初本塁打を含む2安打3打点の活躍を見せ、チームの逆転勝利を演出した。一方、先発投手の山本由伸(26)は3回で5失点という結果に終わったが、中継ぎ投手陣が素晴らしい投球を披露し、チームを支えた。
イニング | パドレス | ドジャース |
---|---|---|
1 | 3 | 0 |
2 | 0 | 3 |
3 | 2 | 0 |
4 | 0 | 4 |
5 | 0 | 1 |
6 | 0 | 0 |
7 | 0 | 0 |
8 | 0 | 0 |
9 | 0 | 0 |
合計 | 5 | 7 |
山本由伸の苦しい立ち上がり
この試合で先発マウンドを託された山本は、初回から厳しい展開を強いられた。初回の先頭打者、アラエスに安打を許した後、タティスJr.の打席中に暴投が続き、3番手プロファーには二ゴロの間にホームインを許した。さらに、マチャドには甘く入ったスプリットを捉えられ、2ランホームランを被弾し、あっという間に3点を失った。
大谷翔平の活躍
追いつきたいドジャースの攻撃は、2回裏にようやく爆発。この回の二死一、二塁の場面で、大谷はパドレス先発のディラン・シースからフォーシームを捉え、ポストシーズン初となる同点の3ランホームランを放った。バットを放り投げ、高々と打ち上げられたボールは右翼スタンドに突き刺さり、試合を振り出しに戻した。
【Image:大谷翔平】
大谷の成績 | 数値 |
---|---|
出場回数 | 1 |
打席数 | 5 |
安打数 | 2 |
本塁打 | 1 |
打点 | 3 |
三振 | 2 |
逆転劇の幕開け
4回裏、ドジャースは再び反撃。トミー・エドマンがバントヒットで出塁し、その後の連打で一死満塁の場面を作る。大谷の後に登場したテオスカー・ヘルナンデスが、適時打を放つことで逆転に成功。この瞬間、スタジアムは歓喜に包まれた。
中継ぎ投手陣の奮闘
山本の降板後は中継ぎ陣が素晴らしい働きを見せた。特に、ブレイク・トライネンは8回と9回を無失点に抑え、万全な締めを見せた。試合が進む中で、ドジャースはパドレスに対してリードを保ち続け、この重要な初戦を制することに成功した。
投手 | 投球回 | 被安打 | 失点 | 四球 | 三振 |
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山本由伸 | 3 | 5 | 5 | 2 | 1 |
中継ぎ (トライネン) | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
ポストシーズン初出場の大谷の影響
大谷はこの試合でポストシーズン初出場を果たし、特にその期待を超えた活躍で注目を集めた。ポストシーズンでの日本人選手の本塁打は、イチロー以来12年ぶりの快挙となる。
【Image:ポストシーズン歴史】
今後の展望
この勝利により、ドジャースはシリーズ初戦を勝利で飾り、次に向けた弾みをつける形となった。次戦は現地10月7日、同じくドジャー・スタジアムでパドレスとの第2戦が行われる。チームの連勝を期待したいところだ。
【Image:次回予告】