ド軍ベンチに相手が投球 監督怒り!マチャドの行為に猛反発

野球

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、パドレスとの地区シリーズ第2戦中にマニー・マチャド内野手がドジャースのダグアウト目掛けてボールを投げ込んだことに対し、「本当にリスペクトに欠ける行為だ」と痛烈に批判した。ロバーツ監督は自身にボールが当たりかけたとも明かし、その怒りは収まる気配がない。

試合経過と事件の発端

2023年10月6日、ドジャースはパドレスに2-10の大敗を喫した。この試合は激しい口論や客席からの物の投げ入れによる異常事態が発生し、多くの観客を驚かせた。第6回にはドジャースの先発投手フラハティがタティスJr.に死球を与え、これをきっかけに両軍の選手間で口論が交わされた。そしてこの直後に起きたのが、マチャドによるドジャースベンチへのボール投げだった。

イニング 著名な出来事
6回 フラハティがタティスJr.に死球、口論開始
7回 マチャドがドジャースベンチにボール投げ込み
7回 左翼席からボールや缶が投げ込まれ、試合一時中断

マチャドが投球した直後のドジャースベンチ

ロバーツ監督の反応

ロバーツ監督は試合後の会見で、「彼の意図は分からない。私がビデオを見たところ、ボールは私に目掛けて投げられていた」と語り、マチャドに強い非難の意を示した。「意図的に先頭打者を当てることはないと知らせるために、首を振るという行為を通じて、私はその点を強調した」とも発言。

さらに、「私に対して向けられたものであれば、本当にリスペクトに欠ける行為だ」と語気を強め、神経を逆なでする出来事について強い不快感を示した。ロバーツ監督は、これが単なる野球のプレーではなく、意図のある行動であると明言したのだ。

マチャドの言い分と球団の対応

一方で、マチャドはこのボール投げ行為について「私はいつも通りにボールを投げただけだ」と主張し、特に挑発的な意図はなかったと自らの行動を弁護した。しかし、ドジャースの選手たちはこの言い訳を真っ向から否定している。

ドジャースのミゲル・ロハスは、「対戦相手に敬意を欠く行為だ」と断言し、「こんなミスをするベテラン選手は見たことがない。誰かの顔に当たったらどうする?」とお怒りの様子だった。この発言は、選手間の敵対心が高まる原因となったことを物語っている。

MLBの調査について

この騒動を受け、メジャーリーグ機構(MLB)は映像を検証し、事実関係の調査に乗り出している。ドジャースはマチャドの行動を捉えたビデオを提出しており、その真意と意図を明らかにするためのプロセスが進められることとなった。

ビデオ映像では、マチャドが口論後にドジャースベンチへボールを投げ入れる様子が映し出されており、これがどのような結果をもたらすかが注目されるところだ。

試合の結果と影響

この事件は試合そのものにも影響を与えた。両チームは激しい行動を取った結果、さらに試合がヒートアップし、選手同士のフラストレーションが募った。相手監督へのボール投げは、野球というスポーツにおいても容認されない行為とされ、それが結果的に両軍の士気にも影響を与えた可能性がある。

結果 ドジャースの成績 パドレスの成績
第2戦 2-10 10-2
セリエーズ全体

激しい口論の様子

観客の反応とメディアの報道

この騒動は、スタジアムに足を運んだ観客やメディアにも大きな話題となった。多くのスポーツ誌やウェブサイトがこの事件を取り上げ、SNSでも議論が巻き起こった。特に「リスペクト」という言葉が頻繁に引用され、それがいかに重要であるかが再確認される場面になった。

ネット上では、「マチャドの行為は許されない」「意図的に対戦相手に対して無礼を犯すのは絶対にダメ」など、批判の声が上がった。また、「野球は相手への敬意が不可欠だ」という意見が多く見られた。

選手たちの心境と今後の展開

このような状況の中で、選手たちは今後対戦する際に、マチャドとの関係がどうなるのかに注目している。特にロバーツ監督は、「今後の試合においても、何か意図的な行動があればすぐに対応する」と警告しており、選手同士の関係性にも緊張感が漂っている。

MLBによる調査結果次第では、マチャドには何らかの処分が下される可能性もあり、今後の展開が気になるところである。選手たちが同じフィールドで戦うためには、お互いへの敬意を忘れないことが求められるに違いない。

タイトルとURLをコピーしました