ロッテが完封勝ち 朗希8回快投
プロ野球・パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが行われ、ロッテが日本ハムに完封勝ち。佐々木朗希投手が8回を無失点で抑え、自身初のCS勝利を手にした。試合結果は、日本ハム0-2ロッテ(12日、エスコンF)。この勝利により、ロッテは2年連続のCSファイナル進出に王手をかけた。
佐々木朗希の圧巻の投球
佐々木朗希投手は、初回こそ四球を与えたものの、後続をしっかりと抑える投球を見せた。以下の表は、佐々木投手の投球内容をまとめたものである。
イニング | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 四球 | 無失点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 19 | 0 | 2 | 2 | ○ |
2 | 15 | 0 | 2 | 0 | ○ |
3 | 17 | 0 | 3 | 0 | ○ |
4 | 16 | 1 | 0 | 0 | ○ |
5 | 18 | 2 | 2 | 0 | ○ |
6 | 15 | 0 | 2 | 0 | ○ |
7 | 16 | 1 | 1 | 0 | ○ |
8 | 16 | 1 | 1 | 0 | ○ |
合計 | 112 | 5 | 9 | 2 | ○ |
彼のピッチは、最速158キロのストレートに加え、鋭く曲がるスライダーとフォークボールが日本ハム打線に効果的に絡み、8回の奪三振数は9と圧倒的であった。また、彼の8回までの無失点を継続することで、クライマックスシリーズにおける通算17イニング無失点の快挙を達成した。
効率的な打線とホームラン
ロッテの打線も好調であった。特に注目されたのは、中村奨吾選手とポランコ選手のホームランである。以下に、試合の得点を表にまとめる。
イニング | 打者 | 得点 | 内容 |
---|---|---|---|
5 | 中村奨吾 | 1 | 左越えソロホームラン |
7 | ポランコ | 1 | 中越えソロホームラン |
中村選手は、5回に先制のソロホームランを放ち、「エスコン初ホームランがこのクライマックスシリーズで打てて良かったです!」と語った。続いて、7回にはポランコ選手がダメ押しとなる2点目のソロで、ファンの期待に応えた。「狙い通り打てた」とコメントした彼は、打撃力でもチームに貢献した。
対日本ハム戦の相性
今季、ロッテは日本ハムとの対戦成績が思わしくなかったが、特にエスコンFでの試合での勝利は特別な意味を持つ。佐々木の投球と打線の奮起が重なり、今季3勝9敗と大きく負け越した敵地での完封勝利。これにより、ロッテは自信を深めてファイナルステージへ向かう準備が整った。
出場選手とスタメン
ロッテのスタメンは以下の通りであった:
番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
1 | 荻野貴司 | レフト |
2 | 藤岡裕大 | セカンド |
3 | 岡大海 | ライト |
4 | ソト | ファースト |
5 | ポランコ | DH |
6 | 佐藤都志也 | キャッチャー |
7 | 中村奨吾 | サード |
8 | 友杉篤輝 | ショート |
9 | 藤原恭大 | センター |
このスタメンは、協力して投手陣を支えつつ、効果的に得点する役割を果たした。
存在感を示したリリーフ陣
試合が終わると、9回は鈴木が先頭の清宮を空振り三振に詰め、続いて益田が登板してレイエスと郡司を抑え、試合を締めくくった。リリーフ陣の存在感が光り、試合全体を通じてロッテの守備力を印象づけた。
まとめ
ロッテの完封勝利は、佐々木朗希の圧巻のパフォーマンスによるものであり、打線も援護をしっかりと行った。これにより、ロッテはファイナルステージ入りへ向けての足がかりを得、今後の戦いに大きな期待を抱かせる試合内容であった。この試合の戦略と選手の奮闘は、ファンにとっても記憶に残る満足のいくものであった。
続くファイナルステージでは、さらなる活躍が期待される。