中日・加藤翔平、今季限りで現役引退！鮮烈なプレーでファンを魅了した「持ってる男」

中日の加藤翔平外野手（33）が今季限りでの現役引退を決めた。

加藤翔平のキャリアの軌跡

加藤翔平は2013年にドラフト4位でロッテに入団し、プロ野球界で真剣勝負の日々を送り続けてきた。上武大学出身で、春日部東高出身の彼は、さまざまなポジションをこなす選手として知られる。プロ入り以来、通算671試合に出場し、打率は2割4分2厘、16本塁打、94打点という実績を残している。

年度	出場試合数	打率	本塁打	打点
2013	41	.246	1	7
2014	55	.267	2	18
2015	76	.230	1	10
2016	84	.236	4	20
2017	59	.224	2	14
2018	51	.248	4	12
2019	47	.215	1	4
2020	53	.229	1	2
2021	39	.250	0	8
2022	40	.243	0	7
2023	0	–	–	–

[画像: 加藤翔平の試合中の写真]

彼は特に守備力と走塁センスが高く評価され、試合終盤の代走や守備固めとしても重宝された。彼のプレースタイルは「持ってる男」として多くのファンに親しまれた。

加藤はプロデビュー戦となった2013年5月12日の楽天戦において、新人野手として史上初の初打席初球本塁打という快挙を成し遂げた。これによって彼は一躍注目を浴び、その後も数々の素晴らしいプレーを続けた。

また、2021年6月に中日にトレード加入した際にも、移籍後初打席で本塁打を放ち、両チームで初打席初球本塁打を記録した選手として記憶されている。

[画像: 加藤翔平の打席風景]

彼が引退を決心した理由について、「開幕前から1軍に昇格できなければ引退するつもりだった」と語っている。若手選手の育成が進む中、2軍でも出場機会が限られていく中で、この厳しい現実を受け入れるしかなかったのだ。

「12年間の現役生活ができたのは、支えてくださった全ての人に感謝しています」とのコメントからは、彼の素朴さと謙虚さが垣間見える。このような姿勢により、チームメイトやスタッフからも厚い信頼を寄せられていたことも一因であるだろう。

引退後のプランは今のところ未定だが、球団がセカンドキャリアとしてのポストを用意する可能性があるとされている。加藤自身は選手としてのキャリアの後も、野球への情熱を持ち続け、さらに貢献しようという意志を示している。

加藤翔平の引退発表に対するファンの反応は、驚きと感謝が相まっている。多くのファンがSNSなどで彼の活躍を称えるコメントを寄せており、その影響力は計り知れない。

このような声が多く寄せられる中、彼の人柄やプレースタイルが多くの人に愛されたことを改めて実感する。

加藤翔平が長年に渡り培ったスキルや経験は、間違いなく後輩たちに受け継がれていく。特に守備や走塁に関しての知識やアドバイスは、今後の選手にとって貴重な資源となるだろう。彼の姿を見て成長した選手たちは、さらなる高みを目指していくはずだ。

最後に、加藤昌平の魅力は何と言ってもその人柄とプレースタイルにある。彼の活躍と功績は、長い間ファンの心に残り続けるだろう。彼の引退は一つの区切りに過ぎないが、その後の人生での活躍を期待したい。

[画像: 加藤翔平の栄光の瞬間]

【参考リンク】
中日新聞Web