レッドソックスの吉田正尚外野手(31)が29日(日本時間30日)、右肩を故障していることを明らかにした。今季最終戦となるホームでのレイズ戦では先発から外れ、試合前に日本メディアを相手に今季を総括。「肩がちょっとあまり良くなかった。キャンプからずっと」と、シーズンを通じて右肩の痛みに悩まされてきたことを明かした。そのうえで「(手術は)あり得ると思います。もうそれまでのことは全部やりました。こっち(米国)でやると思います」と近日中にも手術を受ける可能性についても言及した。
吉田正尚の今年の成績
吉田選手はメジャーリーグ2年目を迎え、怪我を抱えながらも108試合に出場し、以下の成績を残しました。
成績 | 数値 |
---|---|
出場試合数 | 108 |
本塁打 | 10本 |
打点 | 56点 |
打率 | .280 |
昨シーズンに比べて物足りなさを感じるシーズンとなっていますが、吉田選手は今後の課題を見据え、オフシーズンの準備に全力を尽くすことを誓っています。
右肩の痛みとの闘い
吉田選手は、今季スタートから右肩の痛みに悩まされてきました。「キャンプ中から痛みがあり、シーズンの後半には少しずつ試合を欠場することも」と語り、肩の問題がパフォーマンスに与えた影響を明かしました。特に、9月27日の試合では死球を受け、そのまま試合を続けましたが、翌日には出場を果たせなかったそうです。
判断と治療
吉田選手は自身の状態について「注射も含め様々な手を打ったが、痛みの改善が見られず、診断を受ける必要があった」と語りました。以下は彼の言及した治療法のリストです。
- 注射療法
- トレーニング
- MRI検査
- キャッチボールでの調整
彼は「1年間を通じたトレーニングによって、少しでも良くなることを期待している」と語り、シーズンの途中でも懸命に肩のケアに取り組んでいました。
シーズンを振り返る
吉田選手は「去年はメジャー1年目で走り抜けた感じがあったが、今年は期待通りの結果が出なかった」と述べ、成績が前年を下回っていることに悔しさを感じているようでした。
改善点と来季の目標
今季の彼の打撃に関する改善点について、「ゴロアウトを減らし、飛距離を伸ばすためにスイングの角度を調整する必要があった。来シーズンに向けて、もっと良い打撃を見せたい」と意気込みを語っています。彼の姿勢からは強い闘志が感じられます。
今季目標 | 来季改善点 |
---|---|
打率向上 | スイングの正確性を増す |
本塁打数の増加 | ゴロアウトを減らす |
夏場の調子回復
吉田選手は、夏場には打撃調子が回復したと明かしました。特に「自然にバットを振る感覚を取り戻し、投手に対してストレートにアプローチできたことが大きかった」と振り返ります。その結果、シーズン終盤には得点圏での打撃が好調に推移したことが伺えました。
手術の可能性とチームとの連携
手術を受ける場合、吉田選手は「アメリカで行うと思う」としつつ、「チームメイトとのコミュニケーションも重要。全てを自分だけの判断では決められない」と強調しました。
手術を受けるかどうかの決断は吉田選手自身だけでなく、チームの方針も含めて慎重に考える必要があります。肩の状態が回復し、来季は健康な状態でプレーできることをファンも期待しています。
吉田選手の未来に期待
吉田正尚選手の今後については、ファンからの期待が寄せられています。彼は「まだ自分の実力を出し切れていない。来シーズンこそ結果を出したい」とし、意気込みを新たにしています。怪我に打ち勝ち、さらなる飛躍を目指す吉田選手の姿勢に、多くのファンが鼓舞されています。
この記事では、吉田正尚選手の現在の状況や未来に向けた思いを伝えました。手術が成功し、来シーズンには万全の状態でプレーしてほしいと願います。各方面からのサポートを受けながら、挑戦を続ける吉田選手の姿に注目です。