2023年9月17日(日本時間18日)、ドジャースの大谷翔平選手は、敵地・マーリンズ戦において48号となる2ランホームランを放ち、今季「48本塁打&48盗塁(48-48)」を達成しました。これにより、メジャー通算219号となり、韓国出身のチュ・シンス(秋信守)を抜いてアジア出身者最多本塁打を更新しました。
大谷翔平の記録更新
大谷選手のこのホームランは、単に数字にとどまらない特別な意味を持っています。シーズン中に48本の本塁打と48盗塁を達成したのは、MLBの歴史においても非常に珍しいことであり、「50-50」という前人未到の偉業にも近づいています。
各種記録の一覧
年 | プレイヤー | 本塁打 | 盗塁 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1988 | J.カンセコ | 42 | 40 | 40-40の達成 |
1996 | B.ボンズ | 42 | 40 | 40-40の達成 |
1998 | A.ロドリゲス | 42 | 46 | 40-40の達成 |
2006 | A.ソリアーノ | 46 | 41 | 40-40の達成 |
2023 | 大谷翔平 | 48 | 48 | 48-48の達成 |
印象的な一発の詳細
この日の試合では、ドジャースが4点を追う3回1死一塁の場面で、大谷選手がしっかりとボールを捉え、打球は打った瞬間にそれとわかるほどの勢いで飛びました。打球速度は105.3マイル(約169.5キロ)、飛距離は402フィート(約122.5メートル)、角度は32度という豪快な一発でした。周囲の敵地観客もこの瞬間には歓声を上げ、異様な雰囲気に包まれました。
その他の記録
- アメリカの球場での記録: マーリンズ戦の舞台となったローンデポ・パークでは、これが初本塁打であり、日本選手としては30球場制覇の記録となります。残るはシチズンズバンク・パーク(フィリーズ)とグレートアメリカン・ボールパーク(レッズ)での達成が待たれます。
参考動画
競争状況と今後の展望
この日以降、大谷選手はますますタイトル争いへの期待がかかります。ナ・リーグの本塁打部門での順位は独走状態を維持しており、2位のマルセル・オズナ(ブレーブス)との差は11本に広がりました。また打点部門でも110打点を記録し、リーグトップに立ちました。前人未踏の116打点(松井秀喜氏)が目の前に迫ってきています。
今後の試合スケジュール
残り試合数は11試合であり、このままのペースで行けば、大谷選手は年間「51-51」のペースを維持することになるでしょう。これからの試合でどのような記録を残していくのか、ファンの期待も高まります。
残り試合 | 大谷の予想本塁打数 | 予想盗塁数 |
---|---|---|
11 | 3~5 | 3~5 |
大谷翔平を支える仲間たち
大谷選手の活躍を支えるのはもちろん、チームメイトたちです。特に投手陣や打撃陣との連携が重要です。また、今季はキャッチボールやウォームアップの際の集中力も一段と高まっていると報じられています。この日も、試合前に行われたウォームアップや国歌斉唱によって心の準備を整えていました。
まとめ
大谷翔平選手の2023年シーズンは、記録尽くしの年となっています。これからどのようなパフォーマンスを見せるのか、目が離せません。「50-50」という夢の達成に向けて、残り試合のパフォーマンスに期待が寄せられています。大谷選手が未来に何をもたらすのか、しっかりと見守っていきましょう。