阪神の戦力外通告で抱き合い涙流す選手たち – 岩田と遠藤の心情とは?

野球

阪神は10月1日、加治屋蓮投手(32)、片山雄哉捕手(30)、高浜祐仁外野手(28)、岩田将貴投手(26)、遠藤成内野手(23)の5選手に、来季の契約を結ばないことを通告しました。特に岩田将貴選手と遠藤成選手は、感情が溢れ出し抱き合いながら涙を流す姿が印象的でした。

岩田将貴選手の涙の理由

岩田選手は2020年度育成ドラフト1位で阪神に入団し、同期には佐藤輝明選手や村上宗隆選手がいます。彼は左サイドスローから多彩なスライダーを投げ分け、「和製ジェフ」との異名も持っていますが、今季は二軍で46試合に登板し、防御率2.11という安定した成績を残しましたが、1軍登板は0でした。

岩田選手は戦力外通告を受けた後、「今年は活躍できなければというのは正直あったんで。わがままをいえば、もっと見てほしかった」と涙ながらに心情を語りました。彼は特に、自身に手応えを感じていただけにチャンスが欲しかったと語っており、その思いが涙となって現れたのでしょう。

登板数 勝利数 敗北数 防御率
2020 0 0 0
2021 0 0 0
2022 0 0 0
2023 46 1 2 2.11

岩田将貴選手

遠藤成選手の驚きと決意

一方、遠藤選手もまた、戦力外通告に対して驚きを隠せず、「正直びっくりしてる」とコメントしました。彼は2019年度ドラフト4位で入団し、内野を全て守れる器用さを持つ選手です。今季はウエスタンリーグで最高出塁率392、30盗塁という成績を残しながらも、1軍出場はありませんでした。

遠藤選手は、通告を受けた後の取材で、「それを受け止めて次につながるように阪神でやって来たことを生かして頑張っていきたいと思います」と語り、今後の現役続行に向けた決意を見せました。

出塁率 盗塁数 1軍出場
2019
2020
2021
2022
2023 392 30 0

遠藤成選手

思い出の詰まった涙の瞬間

岩田選手と同学年の湯浅選手との抱擁は、二人にとって特別な瞬間でした。湯浅選手もまた、怪我に苦しんできた選手であり、お互いに支え合った時間があったのだと言います。岩田選手は「甲子園で一緒に投げられなかったのは悔しい」「申し訳ない気持ちもある」と、その涙が悔しさや感謝の気持ちから来ていることを明かしました。

このように、選手たちの涙にはそれぞれの思いが込められています。戦力外通告は選手たちにとってキャリアの大きな岐路となることが多いですが、新たなスタートを切るための過程でもあります。中にはフリーエージェントとして別のチームへの移籍を目指す選手もいるでしょうし、トライアウトに挑戦する選手も多いのです。

今後の選手たちの動向

  • 岩田選手: 現役続行の意向を示し、オファーを待つ姿勢を見せている。
  • 遠藤選手: トライアウトを受ける予定であり、前向きな姿勢を貫いている。

トライアウト

まとめ

阪神からの戦力外通告を受けた選手たちの涙に込められた思いは、ただ単に契約不成立の悲しみだけではありません。彼らはそれぞれの経歴、友情、そして未来への希望を抱えています。特に若い選手たちは、自らを新たな場所で成長させようと奮闘する姿が見られるでしょう。

このような状況はどのプロスポーツチームでも見られるもので、特に厳しい競争が待っているプロ野球界においては一瞬の判断が未来を変えることがあります。選手たちはどういった道を選ぶのか、これからの動向に注目が集まります。

参考リンク: デイリースポーツ

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