DeNAの大田泰示外野手(34)が、来季のチーム構想から外れた。自身は現役続行を熱望している。
大田の印象深い経歴と魅力的な成績
大田泰示は、プロ16年目のベテラン選手で、全盛期には数々の記録を打ち立ててきた。彼は東海大相模高校出身で、そこでの豪快な打撃は記者たちの記憶にも強く残っている。特に、08年の春季関東大会で打ったホームランは、「富士に向かって打った」のと評される美しい弾道を描いた。
年 | 出場試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|---|
通算 | 907 | .259 | 84 | 343 |
2023 | 0 | – | – | – |
2024 | 未定 | – | – | – |
大田はプロ入り以来、これまで907試合に出場し、84本塁打、343打点を記録している。彼の実績は素晴らしいが、2023年シーズンは残念ながら一軍昇格がなく、2軍での調整が続いた。持ち味である長打力も上向かず、イースタン・リーグのロッテ戦では4番・DHで先発出場したものの、結果は振るわなかった。
今季の成績とチーム内の競争
大田と同様に来季の構想外となっている楠本泰史(29)も今季は苦しい状況が続いた。楠本は2023年、18試合に出場し、打率は.172、本塁打はなしという成績に終わった。彼は前年までの自己最多94試合に出場していたが、今季は厳しい結果となった。ドラフト8位で東北福祉大から入団し、通算で405試合、打率.224、12本塁打の成績を残しているものの、このままでは厳しい現状が続く。
競争が激化する外野手ポジション
DeNAの外野手には、ドラフト1位の度会隆輝をはじめ、蝦名達夫や梶原昂希といった若手選手が台頭している。これにより、年齢と経験を重ねた大田と楠本には、厳しい競争が待っている。
外野手名 | 年齢 | 出場試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|---|---|
大田泰示 | 34 | 0 | – | – | – |
楠本泰史 | 29 | 18 | .172 | 0 | 5 |
度会隆輝 | 20 | – | – | – | – |
蝦名達夫 | – | – | – | – | – |
梶原昂希 | – | – | – | – | – |
大田の今後にかける思い
「俺はまだ、現役でプレーしたい」――大田は現役続行の意向を強く表明している。彼の豪快な打撃を見たいと思うファンは多く、このまま終わってしまうことはあまりにも惜しい。記者として、彼が残した輝かしい記録が色あせることなく、野球界でさらに輝きを放つことを願う。
参考動画
支えるファンの存在
大田には多くのファンがいる。特に大田が放ったホームランの数々は、ファンにとって忘れられない瞬間として記憶されている。彼のプレースタイルは、多くの若い選手にとっても手本となるものだ。ファンとのつながりは、アスリートにとって非常に重要な要素と言えるだろう。
現役続行に向けたチャレンジ
現役続行を希望する大田は、自身のトレーニングや調整に余念がなく、2軍でのプレーを通じて再び1軍昇格を目指す姿勢が見える。彼のような選手が現役を続けることは、若手選手への良い刺激となり、チーム全体の活性化にもつながるはずだ。
総括
DeNAの「Wタイシ」と呼ばれる大田と楠本は、来季の構想外とはいえ、まだまだ現役続行を望んでいる。両選手に共通するのは、競争の激しい中でキャリアを続けたいという強い意志だ。これから先の彼らの活躍を願いながら、その成績に期待を寄せるファンの存在も大きい。