2024年9月17日、プロ野球・西武は、増田達至投手(36)が今シーズン限りで現役を引退することを発表しました。増田投手はNTT西日本から2012年ドラフト1位で入団し、1年目から42試合に登板、2015年には72試合で40ホールドをマークし最優秀中継ぎ投手賞、2020年には48試合で33セーブを上げて最多セーブ投手賞を受賞しました。通算194セーブという輝かしい成績を残した増田選手は、ファンへの感謝の意を表明し、引退試合を9月28日に行うことも併せて発表しました。
増田達至のキャリアを振り返る
増田達至選手は、福井工大を経て、2012年にNTT西日本からドラフト1位で埼玉西武ライオンズに入団しました。その後、彼の成績は年々向上し、特に2015年には40ホールドを記録して最優秀中継ぎ投手に輝きました。彼の登板記録は、キャリアの中で圧倒的な安定感を示しました。
通算成績
年度 | 登板数 | 勝利 | 敗北 | ホールド | セーブ | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 42 | 2 | 1 | 12 | 1 | 3.95 |
2013 | 50 | 1 | 2 | 22 | 2 | 2.73 |
2014 | 53 | 4 | 2 | 24 | 3 | 2.80 |
2015 | 72 | 8 | 2 | 40 | 0 | 1.96 |
2016 | 68 | 4 | 1 | 31 | 13 | 2.95 |
2017 | 62 | 7 | 5 | 29 | 1 | 2.78 |
2018 | 60 | 3 | 4 | 24 | 14 | 2.49 |
2019 | 63 | 3 | 1 | 25 | 14 | 2.64 |
2020 | 48 | 2 | 3 | 15 | 33 | 2.67 |
2021 | 41 | 1 | 4 | 10 | 10 | 3.08 |
2022 | 36 | 0 | 1 | 7 | 8 | 4.30 |
2023 | 12 | 0 | 2 | 3 | 0 | 4.09 |
通算 | 559 | 31 | 40 | 109 | 194 | 3.03 |
増田投手は、入団から2023年まで毎年30試合以上に登板していましたが、今季は12試合の登板に止まりました。しかし、彼のセーブ数やホールド数を見ても、彼がいかに困難な状況下でも安定したパフォーマンスを示していたかが分かります。
ファンへの感謝の言葉
増田選手は、球団を通じて以下のようにコメントを発表しました。「ここ数年、思うように投げられない自分がいました。そんな時でも観客席から送られる熱い青炎に感謝を感じるとともに、もっとチームに貢献したい、皆さまと喜びを分かち合いたいと、僕の胸の闘志を掻き立てられました。クローザーとしてチームを勝利へ導く9回のマウンドに上り、その役割を果たしたときのファンの皆さまの歓声は一生忘れることはありません。」
引退試合の予定
増田選手の引退試合は、2024年9月28日に行われるロッテ戦が予定されています。この日は、多くのファンが彼を見送るために球場を訪れることでしょう。彼の活躍を振り返る特別セレモニーも実施される見込みです。
参考動画
渡辺GMのコメント
西武の渡辺久信ゼネラルマネジャー兼監督代行は、増田選手のキャリアを称賛しています。「セットアッパーとクローザーという一番重圧のかかるポジションで投げていたにもかかわらず、とても安定したピッチングを見せてくれました」と述べています。また、増田選手がFA権を取得したにも関わらず、西武に残留したことにも感謝の意を示しました。
増田選手の選手人生は、プロ野球史において重要な一ページを築き上げたと言っても過言ではありません。その功績は西武ライオンズだけでなく、プロ野球全体にも影響を与えました。
増田選手の今後
引退後、増田選手がどのような道を歩むのか、ファンとしては大変気になるところです。コーチングや解説者としての道も考えられますが、まずはこれまでの労をねぎらう時間を持つことでしょう。
一人の選手がこれほどまでの影響を持つことは容易ではありませんが、増田達至選手はその一例と言えるでしょう。彼が西武ライオンズで果たした役割、ファンに対する愛情、そして彼自身の努力は、今後の野球界においても必要とされ続けます。 şimdi!