菜七子引退 師匠はJRA説明に怒り!根本師が語る悲しみと悔しさ

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菜七子引退に師匠・根本師「血の通った対応を見せてほしかった」 JRAの説明に悔しさと怒りとのこと。11日朝、取材に応じた藤田菜七子の師匠、根本康広師はその感情を表し、心の内を語った。

根本師の思い

藤田菜七子騎手は、JRAにおける女性騎手として6年のキャリアを持ち、多くのファンに愛されてきました。しかし、彼女の引退理由は、報道に影響されたプライベートなトラブルが影響していると言われています。根本師は、これまでの9年間を共にした菜七子に対する思いと、JRAに対する不満を率直に述べました。

「確かに菜七子が悪い面はあった」と認めつつも、根本師は「いい時だけ持ち上げて、こんな時には冷徹な対応で“調査をします”だけ」という冷たい対応に対して強い怒りを表明しました。根本師は菜七子が日々の努力を重ねてきたことや、一緒に過ごした時間の大切さを強調しました。

菜七子の成長の背景

藤田菜七子騎手は、2016年に16年ぶりにデビューした女性騎手です。多くの厩舎が彼女を受け入れることに不安を抱いていた中で、唯一根本厩舎がその手を差し伸べました。

勝利数 獲得賞金
2016 2 1,000万円
2017 8 4,500万円
2018 12 6,000万円
2019 15 8,000万円
2020 10 5,500万円
2021 14 7,000万円
2022 9 4,000万円
2023 5 2,500万円

デビュー以来の成績は多くの人々に驚きと感動を与え、特に女性騎手としての苦労を乗り越える姿は多くのファンに支持されました。

参考動画

JRAへの疑問

根本師は、JRAが菜七子の引退に対する説明を行ったことに対して、「もっと人間味のある、血の通った対応を期待していた」と語りました。彼の言葉には、JRAが過去の成功を彩る一方で、問題が生じた際には冷たく切り捨てる姿勢への不満が込められています。師は菜七子が直面した困難を理解し、もっと寄り添った対応を求めています。

愛弟子に対する深い愛情

根本師は、菜七子を「娘のように思っている」と語ると共に、彼女の辛さを思うあまり涙を流しました。数日前に二人で話し合った際には、今後2年間は一緒に頑張ろうと約束したばかりであり、急な引退に対するショックと悲しみを隠しきれない様子でした。

「俺は死ぬまで菜七子が泣きながら引退届を書いた姿を忘れない」と根本師は語る。彼の目には、共に過ごした日々の思い出が浮かんでいることでしょう。

根本師

厩舎での厳しい成長

根本師の厩舎での生活は、厳しいものでした。地方競馬場での修行や、長時間のドライブが続きました。しかし、その中で菜七子は成長し、数々の大会で結果を残しました。師はその背中を押しながら、成長を見守ってきました。

「宮崎に行く前に、俺たちは一生の縁だからなと言っておいた。いつかまた笑って会いたいね」と根本師は惜別の思いを語ります。二人の絆は、これからも続くことを示唆しています。

厩舎での出来事 日付
初勝利獲得 2016年5月
JRA女王騎手賞受賞 2018年
トレーニングキャンプ 2020年

現在の状況と未来

藤田菜七子騎手の引退にあたり、根本師は今後の彼女の人生を思い描いています。結婚生活や新たな道を見つけること、これからの人生が幸せであるように願っています。「いつかまた、笑顔で会える日を楽しみにしている」と、師は深い思いを抱き続けています。

菜七子の引退は、競馬界にとって大きな損失であり、彼女の歩んできた軌跡は今後も語り継がれることでしょう。多くのファンに愛された彼女の姿は、根本師にとっても特別な思い出として残るはずです。

まとめ

今回の引退発表は多くの人々に衝撃を与え、特に根本師にとっては深い悲しみを伴った出来事でした。JRAの対応に対する怒りと共に、愛弟子に寄せる強い思いが根本師の言葉に色濃く表れています。菜七子の今後の幸せを願う一方で、彼女との思い出は永遠に心に刻まれることでしょう。

詳しくは スポニチ公式サイト をご覧ください。

JRA

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