バドミントン元世界女王“ナガマツ”ペアが4日、会見を開きペア解散を発表しました。選手は永原和可那(28、北都銀行)と松本麻佑(29、北都銀行)で、2018年の世界選手権で優勝、翌年には連覇を達成しました。
ペア結成と主な実績
ナガマツペアは、2012年に結成され、多くの成功を収めました。以下は、彼女たちの主な成果を示す表です。
年 | 大会名 | 結果 |
---|---|---|
2018 | 世界選手権 | 優勝 |
2019 | 世界選手権 | 連覇達成 |
2020 | 東京五輪 | ベスト8 |
2024 | パリ五輪 | 予選リーグ敗退 |
オリンピックでの挑戦
東京五輪とパリ五輪の2大会に出場したナガマツペアは、特に東京五輪ではベスト8に進出しました。パリ五輪では、強豪ペアが揃った死の組に入り、期待には応えられなかったものの、彼女たちの努力と成果は高く評価されています。
解散の理由と今後の活動
会見で松本は、「私たちの今後としてナガマツペアとしては、ジャパンオープンを最後に代表活動が最後という形になりました」と語りました。ペアで11年間過ごした中での様々な思い出や経験を振り返り、彼女たちの道が分かれることを受け入れています。
松本麻佑の今後
松本は現役を続ける意思を示し、「これからもまだまだ現役を続けたい」と語りました。具体的には、北都銀行を11月10日の秋田大会を最後に離れることを決めています。新たな挑戦への意欲が見受けられます。
永原和可那の引退
永原は、残りの大会はSJリーグに出場することを計画し、今年度3月をもって引退する決断をしました。「選手としても現役を引退することを決断しました」と、感謝の気持ちと共に語りました。
競技生活の振り返り
松本は「世界選手権で2連覇したりだとか、オリンピックに2度同じペアで挑戦できたことは、私の財産です」と述べ、これからの人生に生かせる経験として強調しました。永原も「あんなに一緒に頑張ってくれた松本に感謝の気持ちを伝えたい」と振り返りました。
成功を支えた要素
ナガマツペアの成功は、以下の要素が大きく寄与しています。
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戦略的な練習
常に新しい戦術を研究し、互いにフィードバックをし合う姿勢が、ペアの強みを引き出しました。 -
深い信頼関係
11年間のパートナーシップを通じて築かれた信頼は、重要な要因でした。 -
精神的サポート
競技中のプレッシャーを共に乗り越えることで、精神的な強さも培われました。
ファンへのメッセージ
最終会見で、松本は「感謝の気持ちでいっぱい」とファンへの感謝を伝えました。これまでの応援の力がどれほど大きかったか、彼女たちの言葉からも伝わってきます。
永原も、「本当にいろんなことがあったけど、最後は松本にありがとうと言いたい」と感謝の意を示しました。ファンに対する感謝と、これからのそれぞれの道への期待が溢れています。
結局のところ
ナガマツペアは解散しましたが、彼女たちの軌跡はバドミントン界において色あせることはありません。また、両選手が今後どう活躍していくのか、その道のりにも期待が寄せられています。ナガマツの解散により、彼女たちの未来がどのように進展するのか、今後の動向に注目です。
詳細に関しては、こちらをご覧ください:TBS NEWS DIG
[バドミントンの風景]